自然葬の種類と簡単な説明

自然葬は、宗教や地域の慣習、個人の遺志により墓地では無く、海や山などの自然環境に散骨したり、動物や微生物などの力を借りて遺体自体を自然循環に戻す葬送の一つです。自然葬には、風葬や鳥葬、水葬、火葬、土葬、樹木葬、冷凍葬など幾つかの種類が存在し、日本でも沖縄地方や奄美地方で実際に自然葬が行われていましたが、昭和23年の墓地、埋葬等に関する法律や刑法の遺骨遺棄罪により、1991年まで原則として自然葬は行われて無かったとされています。現在では、葬送の自由を訴える団体などの呼びかけもあり、散骨や樹木葬などが行われています。数か月前のネパール大地震で死者を出したチベットでは、塔葬や火葬、鳥葬、水葬、土葬が行われており、特にチベットの高地に住むチベット人の間では、天葬や空葬とも呼ばれる鳥葬が現在も行われています。

又、紀元前1600年頃の最古の預言者ザラスシュトラに創始された拝火教では、火葬や水葬、土葬は神聖とされる火を穢すとされ、ムンバイの高級住宅街マラバール丘の森の中にある沈黙の塔で鳥葬が行われていますが、日本では死体損壊罪として法的に禁じられています。風葬は、洞窟や崖などで遺体を風雨に晒して風化させる葬送方法であり、インドネシアや琉球地方で行われていた葬送方法です。インドネシアや琉球地方の風葬は、双方共に断崖絶壁で行われていた形跡が残されており、各地域で独自の発展を遂げたとされています。特に、琉球地方の風葬は、一定期間の風葬を施し白骨化した遺体を洗骨し、厨子甕に納め改めて土葬を行っていましたが、現在は荼毘に付されています。

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