自然葬が向いている人

自然葬は近年になって急激に注目されるようになった新たな葬儀の形で、有名人などの中にもこの方法を選ぶという人が増えています。しかしいくら有名人が行っていると言っても、それを理由として自身の葬儀も自然葬にするという決め方はあまり好ましいものではありません。本人が心からそれを望んでいるのであれば自然葬は一つの葬儀の形として考えることもできますが、実際にはこれには向き、不向きがあるのです。ではどういった人が自然葬に向いている人なのかと言うと、まず最も向いている人と言えるのが自然をこよなく愛している人です。

例えば死後、海に散骨を希望すると言う人のほとんどはレジャーや仕事などで海と常に親しんできた人です。そうした人であれば海に散骨するということに関して遺族も協力的になりますし、その海を訪れればいつでも故人のことを想うことができるでしょう。しかし海には年に一回行けば良い方だという人が海に散骨をしてほしいと言っても、遺族からすればなぜそう思うのか、なぜ通常の葬儀ではいけないのかという疑問を抱いてしまいます。また散骨される場所に何らかの意味があるという場合も、こうした葬儀は向いている人だと言えます。

これはかつて駐日大使として日米関係のために尽力したエドウィン氏が好例となりますが、エドウィン氏はその死に際しても「日本とアメリカの架け橋になりたい」と言っており、死後は日本とアメリカの間にある太平洋に散骨されました。これは太平洋と言う海に散骨されることが、故人の架け橋になりたいという願いを叶えるものです。この場合もやはり、遺族としては納得をしやすく、協力してくれることでしょう。自然葬が良いといくら言ったところで、実際にその手続きをして見届けてくれるのは遺族たちです。

葬儀が執り行われるには遺族の協力が必要不可欠ですから、遺族に理解してもらえるか、納得してもらえるかは必ず考えなくてはならないのです。

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