外壁塗装の際に、どのような手順を踏んでいくかをここで紹介します。まず最初にすることは「足場の設置」です。部分的な補修でない限り、必ず足場は必要になってきます。塗装業者が持っている簡易的な足場ではなく、専門業者が設置するものが望ましいです。
そして次が外壁塗装の要とも言われる「養生」です。塗ることと同じくらい重要な工程で、塗らないところ、ペンキがついてはいけない部分との境界を付ける作業です。仕上がりにも大きく影響してくるので、慎重な作業が求められます。施工には専用のビニールと養生テープが使われます。
この間、しばらく窓の開け閉めが出来なくなるので我慢が必要ですが、もし間違って養生を破ってしまった場合はすぐに業者さんに話をして補修をしてもらいます。これを怠ると窓ガラスやサッシなどに塗料が付いてしまう事もあるので速やかに対応しましょう。養生が終わったところで次は、ケレンといって壁面のバリや汚れを削り落として磨く作業を行います。これは塗料の定着性に非常に影響してくるので丁寧に行います。
そしていよいよ塗料を塗っていくのですが、外壁塗装では3回塗りが基本となっていますので、3度に分けて塗料を上塗りしていきます。毎回同じ色ではなく、1回目の下塗りは白や透明の塗料、2回目の中塗りは仕上げの色に近い色、そして3回目の上塗りで最後の仕上げをしていきます。このように段階的に進めなければ、塗料がすぐに落ちてしまったり、色むらの原因ともなるので注意が必要です。そして塗装が終わった段階で養生を撤去して、最後に足場を解体して終了となります。