DIYという言葉は「DoItYourself」の略語で、専門業者ではない人が、自分で物を作ったり修理したりすることですが、住宅の外壁塗装というものもDIYで出来るのでしょうか?答えはYesです。外壁塗装に必要な材料や道具はホームセンターで誰でも購入できるものなので素人でも可能です。ただ、注意が必要なポイントがいくつかあるので、ここに紹介します。外壁塗装の工程として一番最初に行うのは、塗装面の整備です。
汚れやコケ、油分などをブラシを使って十分に落とし、その後ケレンといって凹凸部分を専用のへら状の道具で削っていきます、場合によってはディスクグラインダーという専用の工具を使って磨く必要があります。この部分をおろそかにすると塗装が定着せずに剥がれてしまう原因になるので仕上がり面を意識して丁寧に行います。次の工程として「養生」という作業があります。塗装する面と、ペンキがついてはいけない部分の境界を付ける作業で、これも非常に重要な作業です。
養生テープをはみ出さないようにまっすぐに貼り、ビニルで覆います。これも失敗すると仕上がりに大きく影響してしまうので慎重に行う必要があります。そして、いよいよ塗装を始めますが、外壁塗装の基本は「3回塗り」です。下塗りを透明や白などを使って行い、定着性を高めます。
そして仕上がりと同じ色で中塗りをしたあと、最後に上塗りを行います。これを省略して2度塗りで終わらせると、塗りムラが出来たり、塗料が剥がれる原因にもなるので注意が必要です。